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『人文地理学』第2章

第二章:地球環境と人間 -気候変化と海岸線変化を中心に-




1 自然環境と人間との関わり
■人間と自然は相互に影響し合ってきた(ex.図2-2)    


2 地球規模の気候変化と海面変化
■温度計、歴史資料、樹木年輪測定を用いる事により過去の気候が明らかに
…しかし最もさかのぼれる年輪解析でも数千年が限界
→万年雪中の二酸化炭素、メタン濃度を測定する事で過去30万年の気候が明らかに
(ex.図2-3)

■現在は温暖紀のピークを過ぎ、氷河期に向かう時期に来ている
    …しかし現実には地球温暖化が起こっている
→人間の活動が自然に影響を与えている可能性がある…②

■地球規模の気候変化は、沿岸地域の環境変化に大きく関わる
気温上昇→氷河が熔けて海に流入→海水量増加→海面上昇→海進
            …逆に気温が下がると→海面低下→海退

■日本にも海進・海退が起こり、海岸線が変化していた(ex.図2-6)
○東京湾の海面下には古東京川と呼ばれる河川跡が水深100mの浦賀水道まで続く
→当時、海面は現在よりも100m低かった…津軽海峡、東京湾・瀬戸内海は陸で
あった
○一方、現在陸地の地下から共通に海成層がある
→当時、現在の陸地まで海であったことを物語っている…縄文海進


3 人間と海岸との関わり
■海岸線の変遷の復元と時代ごとの遺跡分布を用いて両者の関係を明らかにできる
○横浜付近の貝塚分布は海岸線変化を追うように変化
○浮島ヶ原の海面低下による砂州の発生に伴い、集落の位置も変化した
…人間が海岸線移動にあわせて居住地を変えていた (ex.図2-7) …①
  
■一方、人間が自然に対して影響を与える動きも…②
○埋立て・干拓(ex.横浜 図2-11)→現在ではウォーターフロントとして開発の中心に
○ダム建設による河川中の土砂減少 →体積土砂の量が海食で失われる土砂の量を下回り対海岸侵食がおこる(ex.ナイル川)

4 人間活動によって引き起こされた気候変化…②
■地球温暖化のプロセス
化石燃料消費      温室効果ガスの一つである  
森林破壊       二酸化炭素濃度上昇

■今後の気候変化は人間活動によってくる
人間活動が益々活発化すると予想されることから温暖化もさらに進む恐れ
…いずれにせよ21世紀の気候変化は人間活動によって大きく左右される可能性


■海岸線変化だけでなく、地域ごとに様々で且つ多大な影響をもたらすと考えられている
・地球温暖化というグローバルな問題にも、影響は地域によって異なってくる

    地球共通の課題:温室効果ガス削減
    地域ごとの課題:地域によって様々



【コメント】
■気候変動による海面水位の変動は人間にどういった影響を及ぼすか。長期的な視点で捉えると、都市と海岸線の関係は、島国に限らず多くの地域において都市発生・発展の重要な要素であるように思う。特に港湾機能が発展の起源になっている都市では海岸線が後退してしまうと多大な影響を受けるように思う。また短期的な視点で捉えると、近年懸念されている急激な温暖化による急激な海面上昇は都市構造にも変化を引き起こすかもしれない。大阪市や新潟市などの地盤沈下の進んでいる地域は少しの海面上昇によってもとりわけ影響が大きいと思われる。この差し迫った問題にどう対処してゆくべきか。

■産業革命以降、確かに自然が人間に与える影響よりも、人間が自然に与える影響のほうが強くなってきている。このままいけば科学が自然をコントロールすることも可能になるのではないか、とも考える人もいるかもしれない。しかし現実には人間が引き起こした温暖化によって発達しすぎたハリケーンが更に大きな影響を人間に与えている。自然をコントロールする可能性のある科学が皮肉にも自然を変化させ、自然を把握することを困難にしている。アメリカの映画もそうだが、自然の捉え方を考え直す時期に来ているのかもしれない。

2007-05-31 20:20 : 『人文地理学』(07学部ゼミ) : コメント : 0 :
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