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澤が学会賞を受賞

澤が学会賞を受賞しました。

2007年人文地理学会学会賞(C部門)を受賞しました。
C部門は、人文地理の論文を対象とするものです。

受賞論文
澤 宗則・南埜 猛、グローバル化にともなうインド農村の変容―バンガロール近郊農村の脱領域化と再領域化―、人文地理no.58-2,pp.1-20,2006.

開発途上国インドの農村の近年の変化をグローバルな近代性の拡大の結果として捉え、ギデンズの脱領域化と再領域化の概念を援用し、ローカルなものとグローバルなものがどのように接合しようとしているのかを解読しようとしたもの。事例地は、インドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールの近郊農村。

受賞理由は、下記の通りである(人文地理学学会賞候補者選考委員会からの答申2007年9月13日付けによる)。
本論文は、地理学の柱といえる実証研究の今後のあり方を考える上で大きな貢献をするものであり、学会賞にふさわしい論考である。具体的には次の2点において高く評価できる。
まず第1に、グローバル化という今日的な重要課題について、ローカルな地域の問題を扱ってきた地理学(者)がどのような立場・視点からアプローチするのかという基本的な問題に対して、ひとつの答えを提示している点である。理論的枠組みとしてギデンズの近代性に関する理論を援用し、それを「脱領域化」と「再領域化」というフレームに置き換え、ローカルな存在の農村空間における変容についてインド大都市近郊農村を事例に考察している。その中で、地理学が得意としてきたローカルスケールでの実証研究によりその過程を解き明かそうとする本論文は、オリジナリティある研究として高く評価できる。わが国におけるグローバリゼーションをめぐる議論に地理学から一石を投じるものといえよう。
2点目は、IT集積で世界の注目を集めるインド・バンガロールで、丹念な現地調査を遂行し、オリジナルな資料で理論フレームを検証した点である。一般化するに足る100を超えるサンプル数を得て導き出した論考には説得力がある。ともすれば、細かな事実の確認に終始する傾向が強い海外現地調査を、理論フレームのすりあわせの中で整理した点は、地理学における理論検証的調査の手本となるべきものといえる。また、内容面・手法面ともに、地理学の海外研究の有効性を周辺分野に明示した点でも意義深い論文である。

人文地理学会学会賞のページ
2007-11-21 17:18 : 澤が執筆した書籍(共著など) : コメント : 1 :
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地理学の視点及び価値
はじめまして。退職後の”場所”として、大学で農村地理学を学びたいと希望している61歳の男性です。
この受賞理由をみて、論文を理解し、自分のものとしたいと思いました。以前から、あまりjにも総合的な地理学は他の学問との違いが明確になっていない気がしていました。もちろん、文献にはいろいろご説がありますが、自分には理解できません。
そこで、貴論文を熟読して、地理学の視点と存在価値を見極めたいと思います。
2011-09-24 09:47 : 社会人入学志望 URL : 編集
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