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『都市社会学』第1章

第1章 都市と全体社会   ―都市の機関による社会統合―  (熊田俊郎)

全体社会に占める都市のウェイト
都市とは何か、全体社会とは何か
都市…外部とは区別される、法的特殊な地位を有する場所

全体社会…文化的な統一性、外部と区別、国民国家を目指す

            ↓

20世紀、グローバリゼーションなどにより変化

人口の都市化率(人口の全体社会の中で都市が占めるウェイト)
20世紀には人口の都市化が世界的に進む。


期間の集積としての都市
 △都市と後背地・全体社会・世界社会  奥井復太郎の都市の結節機能

  現代の都市=国民・世界経済社会の機構の支配的中心的機能及び活動の所在地

  →ヒンターランドに対してサービスを提供→結節機能

   ・「メガロポリス」  J.ゴッドマン

 △都市による生活・活動の編成    鈴木栄太郎の結節的機関

  機関…生業活動の社会的単位、社会的交流の結節としての意味を多くもつもの

  都市=結節的機関が存在=結節機能

△都市のヒエラルヒー

 「都市の結節機関説」…6つの側面

 社会的交流における結節機関の上下支配関係→都市間の上下のヒエラルヒー構造

 △都市による社会統合     矢崎武夫と統合機関

  経済構造のみでなく、非経済的な機関も都市形成に関与→統合機関

  近代では統合機関の役割拡大と多元的に…

日本では統合機関による社会統合が安定的構造を示している


3、機関の集積と都市成長

 △都市の人口ランク

  1920年 地方の中心都市 → 1995年 大都市近郊都市

△都市の成長は何によって決まるのか

坂下昇(都市経済学者)

  都市をめぐるさまざまな要因の人口成長への効果→都市成長へのプラス要因 

⇒都市に統合機能・結節機能が存在。具体的なかかわりの実証は困難

実態の1つとして…東京に管理的機能が集中→統合機能も東京への一極集中

4、範囲を統合する都市

△都市関与圏  鈴木栄太郎

  都市の周りにある5種類の社会圏。ヒエラルヒー構造を持ち、圏域は入子細工状。

現代社会における都市関与圏の変化
①都市中心部離脱・郊外立地 ②大都市地域面積の巨大化 ③グローバリゼーション

⇒結節機能、統合機能が都市中心部に狭域立地するという前提が崩壊

大都市の領域の変化
 都市の農村の対比の無意味化

  都市関与圏における包括関係の不成立


5、グローバル社会を統合する点としての都市

△世界システム

世界システム論   I.ウォーラースティン

   現実の経済社会がもっと広範な分業システムによって構成される

   世界経済が中核諸国家と辺境地域に分離する。   Ex)16世紀ヨーロッパ

グローバル社会の統合 
世界都市論、グローバル都市論   J.フリードマン(「世界都市仮説」)、S.サッセン 

 …中心―周辺の関係が都市を介して現れるという考え。国家単位の統合機関。

世界都市…国際的な中枢管理機能をもった都市


論点
Ⅰ、奥井の考えとして、現代の都市は国民・世界経済社会の機構の支配的中心的機能及び活動の所在地であり、ヒンターランドに対してサービスを提供することによって成立するとあるが、現在地方分権が進む中で、行政(東京)が地方に対するサービスは少なくなってきている。それでは、より一層地方分権が進むとすれば、東京が都市たる所以はなくなるのだろうか。


Ⅱ、鈴木の「都市の結節機関説」の中で、上位の機能とは何であるか。都市を機能の上位、下位をもって、階層的に分けるとすれば、上位の都市に共通するものとは何か。


Ⅲ、都市のヒエラルヒーと行政による都道府県・市町村は関係があるのか。


Ⅳ、結節機関と統合機関、重複している機関が多々あるにもかかわらず、都市の結節機関にはヒエラルヒーがあるとする一方で、統合機関には水平的関係があるとする。ある機関を見る目的が違うためとするなら、1つの機関の見方のみで階層性を判断できないのではないだろうか。

2008-05-08 05:37 : 『都市社会学』(08学部ゼミ) : コメント : 0 :
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