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『都市社会学』第3章

第3章 グローバリゼーションと都市社会の変動


キーワード:生産と労働のグローバル化 グローバル・マイグレーション 世界都市
      多民族化=多文化化

1 経済と移動のグローバル化
△グローバル化の意味
国際化→国家間の関係性の増大
グローバル化→国家を超える社会現象の増大
すなわち
グローバル化→国家を超えて世界の各領域がさまざまな領域で相互依存を強める過程
       地球規模で不均等な階層的格差が拡大する過程
△生産のグローバル化
60年代以降の二つの変化
①途上国:「輸入代替型」→「輸出指向型」
②先進国:多国籍企業のグローバルな展開
△労働のグローバル化
生産のグローバル化は「労働の再配置」もともなう
△情報革命による「グローバル経済」の成立
1970年代以降 「世界経済」→「グローバル経済」(カステル)
①グローバル経済→ローカル経済に影響
 しかし 政治や生活は基本的にローカルなもの
②巨大組織の垂直的な編成が主導する社会
 →ネットワーク型組織が経済・政治・文化の各領域で支配的な社会
③文化が電子ネットワークに統合
⇒「グローバル経済」への転換を「情報経済」の成立を軸にとらえたもの

2 グローバル・マイグレーション
△人の移動=移住のグローバル化
△グローバル・マイグレーション
1980年代以降 移民の急増
①「階段状人口移動」の構造の存在
 →先進国の一部の大都市の「世界都市化」とかかわり
②「農村~都市間人口移動」の存在
 →途上国における農村開発等による農村の劇的変化による農民の「根こそぎ」に背景

△移民システム・アプローチ
カースルズ・ミラー→「移民システム」アプローチを提案
①マクロ構造
②ミクロ構造
⇒この二つの相互作用の結果

3 「世界都市」の形成と変動
△「世界都市仮説」
フリードマンの「世界都市仮説」・「世界都市研究の到達点」p66~67
△グローバル管理能力の成長と階層的分極化
サッセン→フリードマン仮説の検証
生産過程と中枢機構の拡大と同時に生産者サービスの急成長を指摘
生産者サービス→「グローバル管理能力」と定義、「世界都市」の主要な指標
しかし 都市経済基盤のグローバル化→都市内部の労働力の新たな編成
⇒職業~階層分極化の進展→「〈中心〉のなかの〈周辺〉の再生産」
しかし 都市の階層分極化を産み出す要因はグローバル化だけではない
モレンコフ・カステル→「デュアル・シティ」というメタファーの限界に注意を
△東京の「世界都市化」とその限界
東京→ネットワーク依存型世界都市の性格を強める
   都市再生のための「世界都市化」戦略が官民挙げて推進された点に特徴
⇒規制緩和・民活路線に支えられた都心再開発を喚起
 都心→都市全体→地方都市におよぶ地価高騰を引き起こす
80年代 階層分極化の兆し
しかし バブル終焉により拡大した産業部門と所得格差は縮小
⇒東京の「世界都市化」はバブル効果に依存したもの
経済にシフトした都市のグローバル化のあり方の再考をせまられている

4 都市の多民族化と多文化化
△日本への外国人の流入と定着化
ピーク
①1920~30年代←日韓併合・急速な産業化
②1980年代後期以降←円高バブル期
△都市社会の多民族化
ニューカマーの急増した地域→日本人との接触場面の増加・コンフリクトの勃発
⇒地域社会レベルでの「共生」が課題

エスニック集団人口が密な地域→エスニック・ビジネスの起業・日本人との非接触
⇒エスニック集団内の階層分化・移民労働者の相互扶助を行うボランタリーな組織編制
△「外国人」の多様性と流動性
ニューカマーズ:グローバル・マイグレーションの流れの一部を形成
移民労働者というターム→現代移民の性格として移民の二重性が指摘される
すなわち
①知識や資本をもつ専門職や企業家の移民
 都心で就労・インナーエリアでビジネス展開・郊外社会に居住
②その他の移民者
 インナーエリアの苦汗工場で就労・周辺に貧困地域を形成
△移民の段階モデル
カースルズ・ミラーによる「移民の4段階モデル」p73
日本における移民労働者は②→③の段階
滞在期間の長期化→定住化に結びつくとは限らない
         子どもの教育問題やアイデンティティの揺らぎ→帰国の契機
△多文化共生社会は可能か
多民族化=多文化化しつつある都市社会における共生の条件
→困難な課題・努力が必要
しかし 
日本都市→地域の変化は大きいが歴史は浅く、定住化の一方、流動性も高い段階にある
民族的偏見の強化⇔潜在的な個人レベルの相互理解・意識変容に向かう契機の増大
問題は
多民族化=多文化化の進展による、日本国家・自治体の制度・政策や中間集団のあり方が変容をせまられていること
つまり p75の本文最後の文章に述べられていることが課題である


☆ポイント☆
・ニューカマーとのコンフリクトにはどのようなものがあるのか?
・エスニック・ビジネスにはどのようなものがあるのか?
・インナーエリアで就労し貧困地区を形成する移民労働者の例は?
・多民族化=多文化化により日本国家・自治体の制度・政策や中間集団のあり方が変容をせまられているとあるが、具体的にどのような変容があるのか?

2008-07-24 22:53 : 『都市社会学』(08学部ゼミ) : コメント : 0 :
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