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『社会学』第4章

第4章 組織とネットワーク



CHAPTER1 組織・人間・環境

1―1 マクドナルド化する社会

<街角の喫茶店VSチェーン店>

・なぜファストフードの店が発展したか?
→ 交通手段の全国化による顧客側の「どこに行っても、はじめての土地でも、同じようなサービスが受けられる」という期待が高まったから

BUT! このようなサービスは安心かつ効率的である一方、人工的で無機質
    →最小限のコミュニケーションのみが求められる
BUT! 街角の喫茶店 
→一種のオアシス的な場であり、人間的なコミュニケーションが期待される

<フランチャイズ>

・ チェーン店=同一の経営体の主導で設置された複数店舗の集合体
・ 現代においてフランチャイズが主流となっていく
→ 外部に資本を利用するため、相対的に低コストで、短期間のうちに多くの出店が可能

・フランチャイズ方式で発展した企業の代表例がマクドナルド
→『社会のマクドナルド化』(G.リッツァ)という言葉の提唱

・ 「社会のマクドナルド化」の本質
① 効率性 ②計算可能性 ③予測可能性 ④技術制御可能性

<社会は存在するか 組織は存在するか>

・ サッチャー首相の例 「社会などというものは存在しない」
BUT! 社会は目には見えないが、一定の秩序が存在(信号の例)


1-2 組織と人間

<誘惑と貢献>

・ C.I.バーナード 組織と人間に着目
→ 組織とは、①相互に意思を伝達できる人々がおり、②それらの人々が行為を貢献しようとする意欲をもって、③共通目的の達成をめざすときに、成立する

<合意と統制>

・ 「人々の要求、貢献意欲や活動」と「組織の目標」はなかなか一致しない
→ 調整が必要になってくる
→ 『組織はかならず協力体系の側面(合意)と支配体系の側面(統制)からなっていて、いずれか一方のみという組織は架空のものである』(塩原勉)

<組織と人間>

・ 組織と人間という問題設定は、1930年代~60年代までの組織研究を規定していた

1-3 組織と環境

<コンティンジェンシー理論>

・ 以前 → 組織=閉鎖系
・ 現在 → 組織と環境という問題設定のもとで、開放系としてとらえられるようになった
→ 『「どのような構造の組織が外部的な環境に適合的か?」という問題は業種や市場の状況によって異なる』(P.R.ローレンス、L.J.ロルシュ)

・『機械的管理システムと有機的管理システム』(T.バーンズ、G.M.ストーカー)

→機械的管理システム
①専門分化 ②職務・権限・規則の厳密な規定 ③集権的コミュニケーション ④垂直的な相互作用 ⑤組織に対する忠誠

→有機的管理システム
①低い専門分化 ②弾力的で問題解決志向的な職務 ③分権的コミュニケーション ④水平的な相互作用の重視 ⑤コンセンサスによる共同意思決定



<寡占化のメカニズム-組織生態学モデル>

・ 組織生態学の登場
・ 組織生態学=個々の組織ではなく、類似の構造をもち類似の目標をもつ同種の組織、つまり組織群の適応に焦点を当てる学問
→ 組織群はP117の図のような成長と衰退をたどる
→ これが現代社会における寡占化のメカニズム


CHAPTER2 非営利組織の組織論

2-1 NPOとNGO

<市民社会と社会関係資本>

・ 日本=市民は政府や自治体に依存
・ アメリカ=多様な自発的結社とそれらの横のつながりがある

BUT! 1980年代以降、アメリカでも市民運動は衰退
→ 『社会関係資本』(R.D.パットナム)の衰弱と連動
→ 社会環境資本=「個人間のつながり」「社会的ネットワーク」「そこから生じる互酬性と信頼性の規範」から成る

<NPOとは何か>

・ NPO=①公式組織性 ②非政府性 ③非営利性 ④自主性 ⑤自発性 ⑥公益性
・ NGO=NPOが企業との対比で用いられるのに対し、NGOは対外関係や国連活動の文脈で用いられる
・ 広義のNPO=アメリカでは交響楽団や美術館、動物園などもNPO
・ 狭義のNPO=公益性が高い

2-2 NPOの社会的役割

・ 狭義のNPOのもつ社会的意義や役割
① 市場と政府の役割を補完
② 社会運動や市民運動との関わりでは、それらの制度化した、事業化した姿
③ 市民運動やボランティア活動の受け皿であり、人材や情報や資金をストックするネットワークの核
④ 肥大化する企業や政府の活動を監視し、これらに対抗する社会的監視機構
⑤ 社会の多様性と多元性の重要な担い手
⑥ 地域の活力と自治、地域的多様性の担い手
2-3 NPOの課題

<ボランティアの失敗>

・ ボランティアの失敗=自発性、公益的な使命感に支えられた組織であるが故に、非効率なままにとどまりがち

・ NPOの限界 
① メンバーシップの確定の困難さ
② 巨大な組織に小さな組織が振り回される
③ 大規模化による事務局主導化(官僚制化)

<非営利組織の評価とインターメディアリ>

・ 非営利組織は評価が困難
・ 日本のNPO=行政の安上がりの下請け機関に堕する危険性がある
→そのような危険性を排除するためにインターメディアリが必要
→インターメディアリの機能 ①NPOに人材と情報・資源を適切に配分 ②NPOの活動と社会のニーズを仲介 ③NPOの支援施策などに関連して政策提言を行う ④NPOのネットワーク化をはかる など


CHAPTER3 ネットワークと組織の動態化

3-1 インターネット

<中心のない「つながり」-インターネットの歴史と仕組み>

・ 電話網=電話局によって中央集権的にコントロールされている
BUT! インターネット=相互に連結し、情報を交換し、全体が1つのネットワークであるかのように振る舞う

<ネットワークと対抗文化>

・インターネット文化=既成の権威に挑戦的な「自由の文化」、創意工夫の精神
・インターネットの特徴 ①環節性 ②多頭性 ③網状性をもつ




3-2 ネットワーク化する社会と企業

<ネットワークとしての外国為替市場>

・ 現代的なネットワークのもう1つの特徴=外国為替市場

<パーソナル・ネットワーク>

・ 都市社会学 → パーソナル・ネットワークに関心
・ 組織生態学 → 企業やNPOなどの組織間のネットワークに関心

<ネットワーク社会としての現代>

・ 現代社会=ネットワーク社会
→ 経営環境が流動化し、短期的なサイクルでのイノベーションの必要性が増している

・ ネットワーク化によるデメリット、リスク
① 協働関係の不安定性、不確実性
② 長期的な発展が困難
③ 知識やノウハウが長期的に散逸してしまう危険性
④ 従属化や吸収される危険性

<官僚制化と脱官僚制化のダイナミズム>

・現代社会=官僚制化と脱官僚制化の2つのモメントのダイナミズムの中に存在し続けている


論点1.「マクドナルド化する社会」とあるが、筆者はこの原因を『交通手段の全国化による顧客側の「どこに行っても、はじめての土地でも、同じようなサービスが受けられる」という期待が高まったから』と述べている。これは、人間は行ったことのない国や、知らない土地でも食の安全を求めてしまう傾向・本能があることを表しているが、では、これからますます移動の技術が進歩し、空間の概念が希薄化して世界が近くなったとき、はたしてマクドナルドのような多国籍に展開するファストフード店ばかりが生き残るのだろうか?それとも「差異化」の本能がまさって、逆にそのような企業はつぶれてしまうのだろうか?また、このことは「食」の業界だけでなく、ほかの業界ではどうなるだろうか?

論点2.現代はネットワーク社会であると述べられているが、それは一部の先進国に限ったことだと思われる。では、ネットワーク社会というものは後進国がこれから発展にしていくにあたって、どのような影響をもつのだろうか? ネットワークが発達することにより、後進国も先進国との関係やつながりを持ちやすくなり、それが発展の糸口となる可能性がある一方で、それの発達は先進国同士の結びつきをさらに強化し、以前にも増して後進国との格差が拡大する可能性もあるのではないだろうか?

2009-01-15 17:14 : 『社会学』(08後期学部ゼミ) : コメント : 0 :
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