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第5章

第5章

本章の焦点:
生産者サービスをめぐる二つの展開→
①生産者サービスが重要な投入財になったこと。
②金融が重要なサービス産業へと成長しただけでなく、自前で製品を作り、流通させられる産業にまでなったこと。

分析のポイント:生産者サービス産業の成長力、立地パターン、集積・専門特化・規制緩和の関係

要点:
①都市では専門特化が進み、集積の利益が成り立っているため、都市への立地が好まれるようになった。
②生産者サービスの生産・供給に関する新しい情報技術は重要性を増してきているが、その結果、地理的分散だけでなく再び集積が起きている。
③主要な生産者サービス企業はグローバル企業にサービスを提供しているため、都市のネットワークの中で事業を展開することが増えている。

本書で「生産者サービス」という場合、生産に携わる企業へのサービスだけでなく、あらゆるタイプの企業へ提供されているものも含んでいる。

生産者サービスは、広い視野から見ると、中間経済を構成しており、企業向けの市場と消費者向けの市場が混在する産業がその中心となっている。

消費者サービスでは中心地域と周辺地域での立地に大きな差はない。
生産者サービスの場合には、立地は中心地域にかなり集中しており、中心から離れるほど減っていく。
(Daniels 1985)

生産者サービスにとってメリットとなるのは、購入者への近接性ではなく、他の生産者サービスとの近接性である。→適した場所に生産を集積させることができ、国内外への輸出も可能になる。
また、技術的な発展により、消費と生産は時間的にも空間的にも切り離され、モノの生産のように、サービスが生み出される場も一ヵ所に集中するようになった。

どのような要素が組み合わさってグローバル・シティの諸機能になっているのか理解するには、技術・規模・経済の組織構造の三つを考えなければならない。

金融市場では、サービスの価値は購入する側にとってのサービスの有用性で決まるという特徴が見られなくなってきている。また、金融サービス業が政府の規制から非常に大きな影響を受けている。

金融業の立地パターンを決める要素には、国内と国際という二つの基準がある。
金融サービスの空間的な組織は、トップレベルの活動だけではなく、階層が異なるさまざまな都市で行われる多様な経済活動へと拡大してきている。
グローバルなレベルで見ても、国内を見ても、金融業の集積が起きている都市は少なくなってきている。と同時に、各国で規制緩和が進むにつれて、グローバルなネットワークに組み込まれる金融センターの数は急増している。

金融活動は大規模な分散が進んでいるというよりは、二、三の特定のセンターに集積する傾向が強い。→理由:
①社会的な連結性と中心的機能の重要性
a.新しい情報技術の恩恵を最大限生かすために必要なものは、インフラだけではない。
b.重要な情報は二種類ある:楽に入手できるもの、入手困難なもの。
専門知識・技術と社会的な結びつきが金融センターにあるため、技術によって可能になるつながりを、企業ないし市場は最大限活用することができる。
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②国境を越えるネットワーク
たくさんの金融センターは単に競合しているわけではなく、互いに協調しあい、分業が成立している。

立地パターンを基準にすると、企業には次の三つのタイプがある。
①標準化された製品ないしサービスを提供する企業
②グローバル経済に深くかかわっており、かつ複雑な本社機能を持つ企業
③サービス企業の非常に専門特化したネットワークでよく見られる。

中心である場所の地理的特徴:
①中心である場所の現れ方は幾通りもあるにもかかわらず、依然として、主導産業にとって戦略的な場所は、国際ビジネスの主要な中心に位置する商業中心地区。
②経済活動の戦略上の結節点が以前より広い領域にまで存在している。
③グローバル・シティ間のネットワークでの活発な経済取引を通して作られている、領域に縛られない「中心」。
④中心である場は電子空間にも現れるようになった。






2009-06-12 12:47 : 『グローバル・シティ』(09前期院ゼミ) : コメント : 0 :
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